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【独学】僕が税理士試験に失敗した理由【仕事と勉強の両立】

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ゼロガ丸です!

 

僕はかつて税理士を目指していました。

 

ですが諦めました。

 

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1年目はアルバイトをしながら独学で勉強をし、

2年目からは会計事務所で働きながら試験勉強をしました。

 

1年目で会計科目2科目に合格し、

残りの法律科目3つを働きながら年1科目ずつ受けて4年で合格の予定でした。

 

ですが、1年目で受けた簿記論と財務諸表論が不合格になり、予定が大幅に狂い、

結局税理士になることを諦めました。

 

こうした経験を基に、これから税理士を目指そうという方に向けてこの記事を書きました。

 

僕の失敗を参考にしてください。

そして、夢をつかみ取ってください。

 

僕の失敗原因は次の4つだと思います。

 

・1年目に独学で挑戦したこと

・1年目にアルバイトをしすぎたこと

・仕事と勉強を両立させようとした

・長期戦覚悟で挑んだ

 

この反省から

 

・勉強に専念し、

・2~3年の短期集中での合格

 

を目指すことをオススメします。

 

仕事と勉強の両立は本当に大変ですし、モチベーションを維持するのが難しいです。

 

前半は税理士の概要についてなので、不要な方は飛ばしてください。

僕が税理士を目指した理由も興味がない方は、失敗原因から読んでいただければ大丈夫です。

 

 

 

税理士の仕事

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まずは税理士の仕事について。

そんなの知ってるよという方は飛ばしてください。

税金に関する仕事

独占業務という税理士しかできない仕事が三つあります。

 

・税務代理

 納税者の代わりに税金の申告を行う業務

・税務書類作成

 税務署に提出する書類の作成

・税務相談

 税金に関する相談に乗ること

 

会計に関する仕事

財務諸表の作成など。

僕も実際に作ってました。

 

毎月、月次の試算表を作り、それを基に決算期には決算書の作成をします。

仕訳作業は会計ソフトで行います。

 

経営に関する仕事

節税だけでなく、コスト削減や資金調達に関してもアドバイスをしたりします。

また、税理士事務所によっては異業種交流会を主催するなど、経営者同士の情報交換の場を設けたりもします。

 

税理士になるには

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ここも知ってる方は飛ばしてください。

 

条件は二つです。

税理士試験の合格

年に1度の税理士試験に合格する必要があります。

 

〈公式サイト〉

税理士試験の概要|国税庁

 

会計科目2科目、法律科目3科目、合わせて5科目に合格する必要があります。

 

会計科目は簿記論と財務諸表論。

 

法律科目は、所得税法法人税法相続税法消費税法又は酒税法国税徴収法、住民税又は事業税、固定資産税のうち3科目を選択します。

 

所得税法又は法人税法のどちらかは必ず選択しなければなりません。

 

科目によって内容の難易度やボリュームが異なり、どの科目を選ぶかは今後のキャリアにも影響するので、科目選びは重要です。

 

実務で特に重要なのは所得税法法人税法相続税法消費税法です。

 

税理士になった後のことを考えると、所得税法法人税法相続税法の3科目を選ぶといいでしょう。

ですが、この3つを選ぶと難易度はMAXになります。

 

そこで、相続税法の代わりに消費税法を選ぶ人が多いです。

消費税はとっつきやすく、相続税法よりボリュームが少ないけれども、実務で使うことが多いからです。

 

 

2年以上の実務経験

租税又は会計に関する2年以上の実務経験が必要となります。

 

〈公式サイト〉

税理士の登録|国税庁

 

なので、税理士試験の合格後、またはその前に税理士事務所や会計事務所に就職し、実務経験を積む必要があります。

 

僕の経験上、働きながら資格勉強をするのはとても大変なので、

 

可能ならいったん勉強に専念し、税理士試験に合格してから就職することをオススメします。

 

仕事と勉強の両立は想像以上に大変です。

まあ、それで合格できちゃう人もいるんですが、、、

 

税理士の難易度

難易度は高いです。

年一回しか試験がなく、5科目それぞれが独立していて、全ての科目に合格しなければならないため一筋縄ではいきません。

 

しかし、同じ年に5科目全てに合格しなければならないわけではありません。

というかそれば事実上不可能。

一年ごとに1科目ずつ合格し、5年で税理士になることも可能です。

 

ですが、仕事しながら5年も試験勉強続けられますか?

 

無理です。

 

モチベーションが持ちません。

 

途中で諦める人が多いのが税理士試験です。

僕もその一人。

 

僕が税理士を目指した理由

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ここは興味のある方だけお読みください。

 

経営者を支える仕事がしたかった。

 

僕には父親がいません。

 

父は飲食店を営んでいました。

ですが、経営はうまくいっていなかった。

 

追いつめられた父は自ら命を絶ちました。

 

経営者や個人事業主は大変で、孤独だと思います。

そんな経営者の手助けがしたかった。

 

その思いは今でも変わりません。

 

潰しが効くと思った

 

二つ目は現実的な理由です。

税や会計の知識や実務経験があれば、税理士になれないにしてもどこかしらに就職・転職はできると思ったからです。

 

これはあながち間違いではないと思います。

 

独立できる仕事がよかった

 

これは完全に僕の性格の問題ですが、定年まで会社勤めするつもりはなく、いずれ独立はしたいと思ってました。

なので、税理士事務所で何年か経験を積んだら独立しようと思っていました。

 

 

失敗原因

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僕は一度新卒でベンチャーに入社しましたが、あまりの過酷さに1年以内で退職しました。

詳しくはこちらの記事にまとめてありますので、興味のある方はご覧ください。

>>【就活失敗談】新卒でベンチャー企業就職したけど半年しかもたなかった話

 

その後、色々考えた結果、税理士を目指すことにしました。

 

1年目は学校へは通わず独学で簿記論と財務諸表論を勉強し、受験しました。

結果はどちらも不合格。

 

2年目は会計事務所で働きながら、土日に資格スクールへ通いました。

2年目の途中で僕は税理士を諦めました。

 

勉強を始めて2年目なので、見切りをつけるのがかなり早い方だと思いますが、

当時すでに25歳なので年齢的に考える決断は早い方がいいかなと思いました。

 

この判断が正しかったかどうかは、まだわかりませんが、

間違った判断ではないと思ってます。

 

ただ、税理士を目指すやり方はだいぶまずかったなと思います。

 

僕の失敗をぜひ参考にして税理士になっていただきたいです。

 

失敗その1:独学は流石に効率が悪い

 

すでに書いた通り、僕は一年目は独学でした。

 

お金の理由もあったんですが、まあ独学でもいけそうかな?

とチャレンジし、あえなく撃沈、、、

 

時間を節約したいのなら、学校は通っておいた方がいいでしょう。

 

会計科目に関しては、独学での合格も不可能ではないと思いますが、

独学だと試験に関する情報が少なすぎるので、遠回りになるのは確かですね。

 

失敗その2:バイトしすぎた

 

自分を過信してましたね。

 

当時は実家暮らしだったんで、別にそこまでバイトしなくてもまあよかったんですよ。

けど、最初に入った会社を1年経たずに辞めてしまった負い目があった、、、

 

同級生達は会社勤めを続けているのに、自分は情けないな、、、

 

いや、僕だってできるはずだ!

 

そんな焦りが僕を空回りさせました。

 

僕は週5日で朝から夕方までバイトをし、バイト終わりと休日に税理士試験の勉強をしました

 

このくらいの条件で合格できないようじゃだめだ!

 

本気でそう思ってました。

 

完全にバカです。

 

大事なのはそこじゃねえよ!

 

結果出すことだよ!

税理士試験に合格するために全力を尽くせよ!!

 

23歳の当時の僕は、会社を短期で辞めた劣等感と若さゆえの余裕、謎の意地のせいで、

本来試験勉強に当てるべき時間と労力をアルバイトに割いてしまったのです。

 

失敗その3:仕事と勉強の両立は想像以上に大変だった

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2年目は会計事務所で働きながら試験勉強をしました。

 

働きながら税理士試験の勉強をするのは想像以上に大変でした。

税理士の勉強をしてると言っても、税務や会計の仕事はしたことがない。

 

慣れない仕事に悪戦苦闘し、仕事終わりは疲労困憊。

平日は勉強する余裕などありません。

 

土日は学校へ通って一日勉強。

 

始めのうちは気合もやる気も満々なので、まあいいです。

 

けど次第に疲れが溜まってきます。

 

そして、こう思うようになってきました。

 

こんな日が何年も(最低でも4年)続くのか、、、

 

失敗その4:長期戦はモチベーションが保てない

 

2年目、僕は24歳になってました。

 

簿記論と財務諸表論が落ちてしまったので再受験。

順調に受かったとしても税理士になる頃には28歳。

 

仕事をしながら税理士試験の合格を目指すなら、

仕事と勉強以外はなにもできません。

 

マジでそれくらいじゃないと合格できません。

 

1年くらいならなんとかなります。

 

けど、4年は長すぎる、、、

 

しかもそれはうまくいった場合。

5年以上かかる可能性だって十分ある。

 

24歳からの4年間はとても大事な時期です。

本当にそれでいいのか??

 

疑問や迷いがどんどん沸いてきます。

結果、僕は税理士を諦めることにしました。

 

 

税理士を目指すなら勉強に専念し短期集中

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僕は長期戦狙いで失敗しました。

 

長期戦狙いで全力も出し切れず、結果も出ない。

結果も出ないので、モチベーションも維持できませんでした。

 

働きながら長期戦で税理士になる人も中にはいます。

けど、そういう人は化け物です。超人です。

 

あなたは超人ですか?

超人でないなら短期決戦で決めた方がいいでしょう。

 

2年は勉強に専念しましょう。

 

この2年で5科目全て合格できるのがベストですが、

 4科目でも十分、少なくとも3科目は合格したいところです。

 

残り1~2科目なら働きながらでもなんとかなるでしょう。

 

確かに短期決戦もリスクはあります。

必ず合格できるわけではありませんし、キャリアとしては空白期間になってしまう。

 

ただ、長期戦はそれ以上に過酷です。

 

そして、空白期間はそれほど気にする必要はありません。

 

別に遊んでる訳じゃなく、「税理士試験の勉強」という明確な目的があるのですから、

そこをきちんと伝えれば就職や転職ではマイナスになりません。

 

実際、僕も面接の際には特にそれ以上突っ込まれませんでした。

 

 

まとめ

 

僕は始めから長期戦狙いで、仕事と勉強を両立させようとして失敗しました。

 

働きながらだと仕事以外の時間は全て勉強に使わなければなりません。

しかも、長期になるとモチベーションの意地が難しくなる。

 

正に茨の道です。

 

始めから勉強に専念し、2年間勉強に集中したら結果は違っていたかもしれません。

 

僕の場合はもう遅いですが、これから税理士を目指す方の参考になればうれしいです。

 

僕の代わりに立派な税理士さんになってください!

 

 

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