ゼロがマルになる

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平日の夜にウチで自家製パンを作ったらチョコが激ウマだった

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20:30

会社帰りのパン職人が駅に着いた

仕事が押して到着が遅くなったのだ。
職人は明日も仕事。


この時間から本当にパン作るのか?


パン職人(以下パン)「作るでしょ!!」

さすが!

 

近所のスーパーで食材を購入。

 

我が家に着いたときには21時を回っていた。

 

こんな時間から、次の日も普通に仕事があるのに

友達(僕)のウチでパンを作るなんて正気の沙汰ではない。

 

よっぽどパン作りが好きなのだろう。

 

男だけでただパンを作っていても寂しいので、BGMを用意。


BGMに選んだのはこれ!

 

ももクロのライブBD。

 

バナナマンはかつて単独ライブの準備で煮詰まった時にももクロのアルバムを聴きながらネタ作りをしたという。

 

また、進撃の巨人の作者も、ももクロのライブ映像を観ながら「進撃の巨人」を描いたそうだ。

 

そう、僕らはバナナマン進撃の巨人の作者と同じことをしているのだ!!

 

ももクロでご機嫌になりながらさっそく作業に取り掛かる。

 

用意した食材はこちら

 

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小麦粉、砂糖、マーガリン、ドライース

 

ボウルがないので炊飯ジャーの釜で代用。さすがパン職人!

 

小麦、ドライースト、マーガリン(バターがなかったため)を混ぜる。

 

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水を入れるパン職人

 

!?

 

おわかりいただけただろうか?

 

パン職人、がっつりネットを見ながらパンを作っているのだ。

 

というのも実は、、、

 

 

2週間ほど前、

 

ブログのこの記事を読んだパン職人から連絡があった。

 

www.zerogamaru.com

 

パン「めっちゃ旨く焼けるトースター買ったらしいじゃん!

          こんど一緒にパンを作ってみない?」

 

ゼロ「いいね!けどトースターでパンて作れるもんなの?」

 

パン「普通のトースターでできるはず。」

 

そんな感じで僕のウチでパン作ることになった。

 

そう、パン職人はパンを作ったことなどない一般の会社員なのだ。

 

なので、以降はパン職人(仮)とする。

 

そんなパン職人(仮)がパンを作るパン。

 

一体どうなる?

 

ちなみにパン職人(仮)が参考にしたサイトはこちら。

 

www.nisshin.com

 

一応断っておくと、この記事を読んでもパンは一切作れるようなならないので、自家製パンの作り方が知りたい方は上記のサイトをご覧ください。

 

ヘラの代わりにスプーンで混ぜるパン職人。

 

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僕も混ぜたよ。

 

おや?

 

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もしかしていい感じ?

 

こねるパン職人(仮) 

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ちなみに卵は使ってない。

サイトにも材料に卵とは書いていない。

 

パン職人曰く「なんかいるかなぁ?って思ったから。」とのこと。

 

ほほう。

 

ももクロ登場

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叩くパン職人(仮)

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踊るももクロ

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伸ばすパン職人(仮)

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歌うももクロ(百田夏菜子さん)

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結構いい感じである。

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パンぽい匂いもしてきてテンションも上がってくる。

 

「敗北を知りたいわ~」

 

なんか言ってるパン職人(仮)

 

よくわからないが、調子に乗り始めた。

 

パン「卵入れてオリジナリティ出そうよ。レシピにないけど豆乳入れてみない?」

 

あ、こいつ完全に調子乗ってる。

 

なんで、こいつは初挑戦でオリジナリティ出そうとするのか?

当然却下。

 

てかウチ計量カップとかないから、材料も味付けも目分量

 

本当に大丈夫なのだろうか?

 

続いて一次発酵

 

丼に生地を入れ、ラップをして30~40分放置。

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その間にそばをすするパン職人(仮)

仕事が終わってから、おにぎりしか食べてなかったのだ。

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お勤めご苦労様です!

 

30分経過

めっちゃ膨らんどる!!

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今思うとなぜ丼に入れなおしたのか?

釜のままでよかったやん、、、

 

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!?

 

ってお前誰や!?

靴下派手ー

 

実はこのパン祭り、僕(ゼロガ丸)、パン職人(仮)の他にもう一人いたのだ。

 

椅子に座って、パン職人(仮)がパン作りに励む様を

やさしく(かは知らないが)見守っていた。

 

そう、平日の夜に男三人が集まってパンを作っていたのだ!

 

どうだ!

凄いだろ!

 

そりゃ、ももクロライブ映像も観ますよ!

むさ苦しさで窒息してしまう。

 

というわけで、

ちぎって こねてガス抜きをし、ベンチタイム、、、

 

次の二次発酵の過程でいよいよトースターの出番なのだが、

 

ここで問題発生!!

 

なんと!

 

 

ウチには生地をのせる天板がない、、、

 

 

固まってない生地をそのままトースターに置くわけにはいかない。

 

しょうがないから、

「アルミホイルを買ってこよう」と提案するも、

 

「ここまできて道具を買うのは負けだよ!」

 

なぞの意地を見せるパン職人(仮)

道具ってほど道具じゃないし。 

 

やむなく、炊飯ジャーを使った方法に切り替える。

 

もともとはバルミューダのトースターでパンを作ってみようという話だったのに、結局炊飯ジャーで作ることに、、、

 

ナンテコッタ

 

気持ちを切り替え、

参考レシピをこちらに替えパン作り再開!

cookpad.com

 

 

ラップをはがし

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五つに分けて、霧吹きはないのでバルミューダの付属品の小さなカップで水を垂らして湿らせる。

ありがとう!バルミューダ!僕らのバルミューダ

 

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僕のウデー

 

ラップを被せるベンチターイム

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そしてー夏菜子ちゃんのこの笑顔!

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あれはトサカですか?そうですトサカです。

 

炊飯ジャーに入れ、いよいよ二次発酵。

 

保温ボタンを押し(初めて使った機能)10分待ち、

スイッチを切ってさらに20分放置 

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そして僕らは気づいてしまった、、、

 

二次発酵の次の工程に、「ラップをはがし、炊飯スイッチをONにする」

 

炊飯スイッチをONにする。

 

パン職人()の終電は24:40

 

保温を開始したのが23:00


二次発酵が終わるのが23:30


そこから炊飯で1時間以上かかる

駅まで15分

 

つまり


ギリギリ間に合わない

終わった。

「敗北が知りたいわ~」と散々ほざいていたパン職人()

 

ここへ来てまさかの完全敗北

 

会社終わりにわざわざウチに来て初めてパンを作って、

最後の最後に食べれないで帰るのは流石にかわいそう。

 

てか、俺一人で食うの?

 

重い空気、、、

 

せめてバルミューダで焼いた食パンを食べたいとのことで、

トーストを焼きました。

 

おなじみの超熟6枚切り

 

パン「うま!本当に超熟!?」

ソックス「パンあんま食わないんだけどうまい」

だろ?

 

ここでパン職人()が執念を見せる!

高速炊飯ボタンあんじゃん!?

普段その機能を使わないためすっかり僕が忘れていた高速炊飯機能を

パン職人()が見つけたのだ!

 

これなら間に合うかもしれない!

一縷の望みを高速炊飯にかける。

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そして、、、

 

24:05

 

パンができたぁーー!!

 

間に合ったゾォーー!! 

 

オォッ

 

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ひとつにくっついてる

 

アッチッチ アッチッチ

 

パン職人()がパンを取り出す

 

匂いはパン!

 

ちぎって

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パクリ

 

、、味、

 

、、、ない

 

、、、てか

 

、、、苦い

 

、、、しっとり?

 

、、、じゃなくて

 

、、、ねっとり

 

、、、、、、、、、、、、

 

こうなったらバルミューダさんの出番や!

 

こいつを

 

パンになり損ねたモノたちを蘇生させてくれ!

 

俺らを救ってくれ!

 

水蒸気を使うフライパンモードで焼くか?

水蒸気を使わないクラッシックモードで焼くか?

 

どちらが正解か?

 

「これ以上水分はいらないよ」

 

パン職人()の発言により、クラッシックモードに決定!

 

200℃で4分

 

焼けた!

 

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皿に盛る

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モリモリ

 

食う

 

、、、、、、、、、

 

、、、さっきより食える

 

流石のバルミューダでも死者を蘇らせることはできなかった、、、(そりゃそーだ)

 

、、、フライパンモードならワンチャンあった、、、かは知らない、、、

 

ソックス「小学生の時に女の子が自分のために頑張って作ってくれた

     下手くそなチョコレート。そんな味。そう思えば、、、」

ソックスいいこと言った!

 

パン「これをうんメェ!ってばくばく食うのが主人公だね!」



ソックス「俺たち主人公なのかな?」

 

パン「違うね、、、完全なモブキャ、、、」

 

やめてーーー!!!

それ以上言わないでーーー!!!

なんでこんな時間までパン作って、うまく作れもしなくて、

結論が「俺たちは主人公じゃない」になんの!?

 

そんなの嫌だぁーー!!

認めたくない認めたくない認めたくない認めちゃいけない、、、 

 

ソックス、、、

 

途中までいいこと言ってたのに、、、

 

そういうことがあるソックス

 

そこがいいとこでもあるソックス



パン、

いや、、、

小麦粉とドライーストを混ぜて発酵させて焼いた食べ物をなんとか完食

 

これは

 

まさに

 

完全敗北

 

認めざるを得ない残酷な現実 

 

だって、、、

 

こんなものパンじゃなぁい!!

 

僕が頑固おやじだったらちゃぶ台をひっくり返して

パン職人()に往復ビンタをくらわせていただろう。

 

 

片付けという名の敗戦処理を終え、パン職人()とソックスが帰り支度をしている時、

 

のどが渇いたので冷蔵庫を開けた。

 

するとチョコレートが三つ目に入った。

 

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僕「今日はお疲れ」

 

パン「悪いね」

なんか申し訳なさそうなパン職人()

 

ソックス「ちょうど口直しがほしかった」

黙れソックス。

 

三人でチョコレートを食べる。

 

!?!?

うっうまい!!


ただのチョコなのにめちゃくちゃうまい!!

俺もいつも食べてる馴染みのチョコなのに、

今までで一番うまかった。

今までの時間は今この時のためにあったんだ!

僕たちは最高に美味しいチョコレートの食べ方を体験したんだ!!

報われた気がした。

チョコってすげえ。

 

そして最後にチョコを配った僕大天才!!

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帰り道、パン職人()は反省をしていた。

 

「どこで間違えたのか?どこかで挽回できたんじゃないか?」

 

たぶん序盤からずっと間違ってた。

 

そして彼が出した結論は

 

準備が足らな過ぎた。そして自信過剰過ぎた。

 

 

うん、そうだね。

 

 

今回のパン作りで僕らは「準備」と「身の丈を知る」大切さを学びました。

 

また一つ大人になったよ母さん。

 

そして、この時僕は気づいた。

 

パン職人()とソックスは実家暮らし。

 

僕は一人暮らし。

 

平日の夜に男三人で集まって、ももクロのライブ映像を観ながらパンを作り、しかもうまくいかないという

 

この謎すぎて、くだらなすぎて、不毛すぎて、最高にバカな企画。

僕が一人暮らしをしてるからこそできたんだ。

 

実家暮らしでは流石にできない、、、

やっぱり一人暮らし最高だ!!

 

24:30 

パン職人()とソックスは終電の一本前の電車に乗って帰っていった。

 

24:50 

家に着いた。

 

腹が減ったのでバルミューダでチーズトーストを焼いて食いました。

 

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バカ旨でした。

 

おわり